【意外と簡単】型紙の写し方5ステップ!手順を学んでマスターしよう

服作り

「型紙の写し方が分からない」
「型紙写しはちょっとめんどう…」
「型紙はどうやって使うの?」

そう思っていませんか?

「洋服を作りたい」と思っても型紙が作れないからと諦めてしまってはもったいないですよね。

型紙とは…洋裁においての意味は、裁断・縫製するための設計図またはそれを切りぬいたもの。

型紙を使うと初心者には難しい製図をせずに洋服作りが出来るので、手芸店には型紙付きの洋裁本がたくさん並んでいますよね。

型紙があればおしゃれな洋服や、自分好みの洋服を簡単に作れるので重宝している方も多いでしょう。

とは言え、「型紙をうまく写せない…」といったお悩みもよく聞きます。

この記事では、

・洋裁初心者が型紙を写して使うべき3つの理由

・型紙を写すおすすめの道具4つ

・型紙の写し方5ステップ

・洋裁初心者が型紙を写して扱うときの2つの注意点

型紙の写し方をマスターしたい方向けに詳しく解説していきます。

この記事を参考に型紙を使って素敵な洋服を作ってみてくださいね!

洋裁初心者が型紙を写して使うべき3つの理由

好みの型紙を見つけたけど「型紙ってこのまま使ってもいいのかな」と思ったことはありませんか?

ここでは洋裁初心者が型紙を写して使うべき3つの理由について解説していきます。

  1. 自分で型紙を作る必要がない
  2. デザインを考えなくて済む
  3. 書き写すだけで型紙が用意出来る

ひとつずつ見ていきましょう。

1.自分で型紙を作る必要がない

「型紙を作る」と聞くと難しそうなイメージを持つ方も多いでしょう。
1から作るとなると、身長やウエストラインなど必要な箇所を測り紙に書いて型紙を作らなくてはならず、初心者には困難です。

型紙を作る知識がないと何から手を付けたらいいのか悩んでしまいますね。
洋服作りに慣れるまでは型紙を使って作るといいでしょう。

2.デザインを考えなくて済む

洋裁本にはいろいろな洋服の型紙が紹介されているので、作りたい洋服が見つかるでしょう。デザインから考えると時間もかかり、型紙を作らなくてはなりません

好みのデザインを思いついても、型紙が作れないと洋服は作れませんしアレンジも難しく思うかもしれないですね。
完成写真付きの型紙ならイメージが出来て好みの洋服が作れるでしょう。

3.書き写すだけで型紙が用意出来る

書き写すだけで型紙が用意できるので、身長やウエストラインなど測る必要はありません

型紙を写す事で原本が残り、再度同じ洋服を作ったり記号を確認したり見直せます。さらに縫い代付きの型紙を用意すると時間の節約にも繋がります。

洋服作りに慣れたら型紙アレンジも可能なので、書き写した型紙で練習もできますね。

型紙を写すおすすめの道具4つ

型紙を写して使うべき理由は分かったけど、「どんな道具を使って型紙を写したらいいのかな」と思いませんか?

ここでは型紙を写すおすすめの道具について4つご紹介します。

  1. フリクションペン
  2. ハトロン紙
  3. 型紙用不織布
  4. 文鎮

それぞれみていきましょう。

1.フリクションペン

洋裁本から印を付けるのにおすすめなのは「フリクションペン」です。熱で消える性質を持っているのでアイロンをかけて消せます

型紙を写し終わったら当て布をして線を消せば型紙を繰り返し使えるので、同じ洋裁本の型紙から違うデザインの洋服も作れますよ。
豊富な色の中からお気に入りの色を見つけてくださいね。

2.ハトロン紙

型紙を写すなら「ハトロン紙」を使いましょう。薄いので印がよく見え型紙を写し取りやすくスムーズに作業が進みます

価格も安くロール状で販売されているのでシワもなく扱いやすいです。
少しザラザラしている面がペンの滑りがよく、書きやすくなっていますよ。

3.型紙用不織布

不織布で出来ている「型紙用不織布」もおすすめです。紙よりも破れにくくて、ハサミで切っても布のようにほつれて来ないのが特徴です。

薄くてシワが出来てもアイロンで伸ばせるので使い勝手もいいですよ。
ハトロン紙よりも単価が高いので何度も作る洋服の型紙を写すのに使ってみてもいいでしょう。

4.文鎮

型紙を文鎮(重し)で押さえないと、ずれてしまってきれいに線が引けないので必ず使いましょう。

四隅に置くとしっかり固定できるので複数個用意しておくとスムーズに作業が進みます。
円形の文鎮やカーブに沿わせやすいファブリックウェイトも販売されているので使ってみて下さいね。

型紙の写し方5ステップ

好みの型紙を見つけ道具も揃えたら型紙を写していきましょう。

そこで、ここでは洋裁本についている縫い代なしの型紙について5つのステップで詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

  1. 作る洋服を決める
  2. 型紙に印を付ける
  3. 型紙を写す
  4. 縫い代を書く
  5. 写したハトロン紙を切る

詳しく解説していきます。

1.作る洋服を決める

洋裁本から好みに合った作りたいデザインの洋服を決めましょう。カラー写真の洋裁本を選ぶとイメージしやすく、分かりやすいですね。

デザインを決めたら作り方のページを見ると必要な材料も分かります。
使いたい生地と合わせて選ぶと完成のイメージも沸きますね。

2.型紙に印を付ける

作りたい洋服の型紙の周りに印を付けましょう。洋裁本の型紙は様々なデザインの洋服やサイズが幾重にも重なって書かれています。

何も印を付けずに写し取ろうとすると途中で線を見失ってしまったり、違うデザインの線を写してしまったりする可能性があります
合印など記号全てにも印を付けておきましょう。

3.型紙を写す

洋裁本の型紙のままでは切り取ることも、布の上に置いて裁断することもできないので、ハトロン紙に写しましょう。

型紙の上にハトロン紙を置き、型紙に付けた印をなぞります。
この時、記号も忘れずに写してください。ハトロン紙の上に文鎮などの重しを置くと、ずれずに線を写し取れます。

4.縫い代線を書く

縫い代線の無い型紙を使って生地を裁断すると、型紙を写した線より内側を縫わなくてはならず、予定より小さく仕上がってしまいます。

縫い代線を書くことで指示通りの大きさに作れるので必ず書いて下さいね。
洋裁本に何㎝縫い代を付けるのか書いてあるので確認しましょう。

5.写したハトロン紙を切る

縫い代の線に沿ってハトロン紙を切り取ったら型紙の完成です。布の上に置いて型紙通り裁断しましょう。

写した型紙に洋裁本の何ページに載っていて、どの洋服の型紙でサイズや必要なパーツの枚数など書いておくと再度同じ洋服を作りたいときに役立ちます。

洋裁初心者が型紙を写して扱うときの2つの注意点

型紙の写し方や道具を紹介してきましたが、注意してほしいことが2点あります。

  1. 洋裁本の型紙を扱うのは初心者には難しい
  2. 洋服を作る度に型紙を写す必要がある

それぞれみていきましょう。

1.洋裁本の型紙を扱うのは初心者には難しい

洋服作りに慣れていないと洋裁本の型紙を扱うのは難しいかもしれません。
いろいろな洋服やサイズの型紙の線が幾重にも重なっていて見えにくく、写し取るのも準備と手間がかかります。

さらに作り方も省略されているので「ここはどうやって縫うの?」と分からない所も多いでしょう。
慣れるまでは

  • 作り方が詳しく書いてある
  • カラー写真が載っている
  • 縫い代付きの型紙

3点が揃っている洋裁本を選びましょう。

2.洋服を作る度に型紙を写す必要がある

1つの型紙からは同じ洋服しか作れません。ズボンの型紙からTシャツを作る事はできませんよね。

自由にアレンジしたり、型紙を作ったり出来るようになれば型紙を買わなくても済みますが、洋服作りに慣れていないと難しいです
色々な洋服を作りたいならそれぞれの型紙を用意しましょう。

型紙の写し方を学んでいろいろな洋服を作ってみよう

ひとつずつ手順を踏んでいけば型紙を写すのは大変な作業ではありません。
スカートやTシャツなどパーツの少ない洋服から挑戦してみましょう。

しかし、洋服を作るたびに洋裁本から型紙を写すのは正直手間がかかります。簡単な洋服から作り、慣れてきたら裾を伸ばしたり短くしたりと、少しずつアレンジしてみてくださいね!


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