「裁断がストレスに感じる…」
「型紙からずれてしまう…」
「真っすぐ切れない…」
そう思っていませんか?
「ポーチ作ろうかな」と思って布を裁断したけど
ずれてしまったり、真っすぐに切れなかったりするとちょっとテンション下がりますよね。
お気に入りの布で失敗したら作る気も無くなってしまいます。
そうならないためにこの記事では、
- 布の裁断でずれてしまう3つ理由
- 布がずれない裁断手順を解説
- 布がずれない裁断3つのコツ
と布をずれずに裁断したい方向けの記事となっています。
この記事を参考にずれない裁断手順を知りお気に入りの作品を作ってくださいね!
布の裁断でずれてしまう3つの理由
「布をずれずに裁断したい」と思っているけどなぜかずれてしまう…
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは布の裁断がずれてしまう3つの理由を紹介します。
- マチ針を留めるとき布をすくい過ぎている
- 型紙と布をきちんと固定していない
- 裁ちばさみの使い方を間違えている
ひとつずつ見ていきましょう。
1.マチ針を留めるとき布をすくい過ぎている
マチ針で布をすくい過ぎると歪みが生じ裁断時にずれてしまう原因になります。
特に2枚以上の場合、上の布と下の布に差が出てしまうのでその状態で真っすぐ裁断するのは難しいです。
2.型紙と布をきちんと固定していない
布の上に置いた型紙を固定しないと裁断していくうちにずれていってしまいます。
裁断前の位置ピッタリに置き直すのは困難なので、きれいに裁断出来ているように見えても歪んでいる可能性が高いです。
3.裁ちばさみの使い方を間違えている
布を切る為のハサミと言えば『裁ちばさみ』ですね。
布を持ち上げながら切る、刃を閉じ切ってしまうと段差が出来てしまい歪みの原因になります。
布がずれない裁断の手順を解説
「布の裁断でずれてしまう理由は分かったけど、どうしたらいいの?」
では布をずれずに裁断するにはどうしたらよいのか3つの手順で解説していきます。
- ステップ1.マチ針の留める順番を守る
- ステップ2.台から離さずに裁ちばさみを使う
- ステップ3.布に合わせて固定する道具を変える
それぞれ見ていきましょう。
ステップ1.マチ針の留める順番を守る
マチ針は布を留める順番が決まっています。
型紙を布の上に置いて適当にマチ針で固定するとずれてしまう原因となりきれいに裁断出来ません。
布の端と端を留めてから、真ん中を留めていく…と順番が決まっています。
布がずれないように順番を決めて固定するようにしましょう。
ステップ2. 台から離さずに裁ちばさみを使う
裁ちばさみは台から浮かないように使いましょう。
裁ちばさみの下の刃を滑らせるようにして台から離さずに、直線を切るときは裁ちばさみを大きく動かし、カーブや細かい所は刃先を細かく動かして切ります。
切るたびに、ジョキっと刃を閉じ切らないようにしましょう。
ステップ3. 布に合わせて固定する道具を変える
裁断する布の厚みに合わせて固定する道具を変えるときれいに裁断出来ます。
シーチングのように薄い布をマチ針で留めるのは簡単ですが、キルト生地・ニット生地のような厚い生地をマチ針で留めるのは歪みの原因になるのでやめましょう。
特にニット生地は目には見えない穴が開き、生地が傷んでしまいます。
厚い布を裁断する時は文鎮(重し)を使いましょう。
重みのあるものはしっかり固定してくれるので布がずれずにきれいに裁断出来ます。
おしゃれなデザインの道具を使うと、テンションが上がりますよ!
布がずれない裁断3つのコツ
布がずれない裁断手順を解説してきましたが、「やっぱり裁断が苦手だな…」と思う方もいるのでは?そこで布がずれない裁断のコツをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
- 裁断するときは布を動かさずに自分が動く
- 型紙に合わせて布を荒裁ちする
- 裁断道具を変える
ひとつずつ見ていきましょう。
1.裁断するときは布を動かさずに自分が動く
布を動かさずに自分が動くようにしましょう。
裁断を進めていくと今切っている位置から切りにくい所が出てきます。
布を動かすとしっかり固定していてもずれてしまうので、自分が切りやすい位置に移動して裁断しましょう。
切りやすい位置に移動することで効率よく裁断出来ます。
2.型紙に合わせて布を荒裁ちする
型紙より少し大きめに布を切っておきましょう。
1m・2mの大きな布のまま裁断するのは大変ですし労力も使います。
型紙に合わせて布を1cm~2cm大きめに切る(荒裁ちと言います)と扱いやすいです。
裁断しやすくなり効率よく作業が進みます。
3.裁断道具を変える
裁ちばさみの代わりに『ロータリーカッター』を使いましょう。
裁ちばさみを扱うのが苦手な方もロータリーカッターなら刃がくるくると回るので簡単に裁断出来ます。
テーブルや床を傷つけないように『カッターマット』と合わせて使いましょう。
ロータリーカッターには直径28㎜・45㎜とサイズがあるので裁断する箇所によって使い分けるのもおすすめです。
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ずれない布の裁断手順を覚えて服作りに挑戦しよう
『裁断で作品の完成度が決まる』と言われるくらい大切な裁断ですが、1つずつ手順を踏んでゆっくり行えば難しくありません。
「今日は裁断の日」と決めて裁断だけ行えば、焦ることもないでしょう。慣れるまでは、作業の工程をわけて楽しく服作りしてくださいね!